あめくんの病気について vol.3 「心内膜床欠損症(房室中隔欠損症)」

☆過去ログ☆
vol.1「卵円孔開存症と動脈管開存症」
vol.2「門脈体循環シャント」
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ご報告が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。

あめくんの心臓ですが、最終的に「心内膜床欠損症(最近では房室中隔欠損症と呼ばれています)」と診断されました。

これは、vol.1でお話したものとは全く異なる病気です。
なので、新たにお話をしようと思います。

(なお、私の専門分野はヒトなので、イヌでは異なる部分があるかもしれません。間違いがありましたらご指摘願います。)

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[心臓の解剖と発生]

正常循環については、vol.1でお話しをしたので、ご覧下さい。

この時には模式図を提示して、コメントで
『実際は、心臓は4つの部屋に分かれています。
この一連の血液の流れは、心臓の各部屋を使用しながら一方通行になっています。』
と述べただけで、解剖については触れませんでした。

以下、今回は避けて通れない解剖の解説です。

心臓は、上2部屋+下2部屋=合計4部屋に分かれています。
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上の2部屋は「心房」、
下の2部屋は「心室」といいます。

それぞれの部屋は、左右をつけて
「右心房」「右心室」
「左心房」「左心室」 と呼びます。




(図:日本心臓財団HPより転載)
血液の流れる方向は
(体)→「右心房」→「右心室」→(肺)→「左心房」→「左心室」→(体)
の一方通行になっています。
また、それぞれの入り口には弁(弁膜)がついていて、逆流を防いでいます。

なお、図では平面的にしか描けませんが、実際には血管と心房は(画面向かって)前後方向に立体的に配置しています。
左右の心房を隔てるものは血管ではなく、心臓の中にある壁です。

左右の心房の間にある壁が「心房中隔」、
左右の心室の間にある壁が「心室中隔」です。

胎児に心臓が発生したばかりの時は、心臓はまだ左右には分かれていません。
発生の過程で、左右を隔てる壁ができます。
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最初に、心臓の中心部に「心内膜床」という隔壁の中心部ができます。
その心内膜床に向かって、上下から中隔が伸びてきて、心房/心室中隔になります。

(厳密にはもっと複雑ですけど…。詳細は省きます。
この複雑な過程の途中で、心房中隔に穴ができます。それが卵円孔です。)

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[心内膜床欠損症について]

読んで字のごとく、心内膜床の一部が欠損した病気です。
つまり、心臓のど真ん中の隔壁がありません

その欠損具合により、2種類のタイプに分かれます。

①不完全型:心室中隔は欠損してない。心房中隔欠損と、弁膜の異常を伴う。
②完全型:上記に加えて心室中隔欠損も伴う。
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つまり、左右の心臓の間に穴が開いているだけでなく、心臓の上下を隔てる弁膜にも異常を起こします。

その結果、本来は一方向に流れるはずの血液が、様々な所で逆流をします。
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(図:国立成育医療センターHPより転載)

結果として、
①肺に流れる血液が増えます。
②肺は血で充満し、
③逆に体は血が足りない=酸欠状態となります。

肺に流れ込む血液の量は、様々な場所での逆流があることで、動脈管開存症や卵円孔開存症よりもさらに増えます。
心内膜床欠損症の中でも、不完全型より完全型の方が逆流量が多くなるため、心臓や肺にかかる負担は大きくなります。

つまり、vol.1の最後 [今後起こりうる事]で述べた、Eizenmenger化がより起こりやすくなるのです。
それ故に、卵円孔開存症や動脈管開存症よりも予後は悪く、完全型の場合には極めて悪いと言われています。

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[治療方法]

不完全型の場合には、体がある程度大きくなったら、中隔の穴を塞ぐパッチをあて、弁膜を縫い合わせる手術を行います。

完全型の場合には、体が大きくなるまで待つことができません
心臓への負担をなるべく早く減らすために、早期の手術が必要になります。
また、心臓の負担を減らすためのお薬(心不全の治療薬)の内服が必要になります。

・完全型の場合の手術方法
①姑息的に、肺動脈が広がらないようにする手術(絞扼術)を行い、肺高血圧症へ進行するのをできるだけ予防します。
もしくは、
②根治的手術(穴にパッチを当てて、弁膜を修復する)を最初から行います。しかし、弁膜の修復は後に再度必要になることがあります(人工弁への置換)。

どんな手術がよいのかは、個々の体の状態をみて決めることになります。
なお前述した通り、Eizenmenger化してしまった場合には、手術を行うことはできません。

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あめくんの心臓は、どうやら残念ながら、完全型の心内膜床欠損症のようです。
すでに心臓が大きくなってきているとの事ですので、もしかしたらもうEizenmenger化してしまっているかもしれません…。

今はただ、病状が進行していないことを祈るよりありません。
あめくんが元気になるその日が、一日も早く訪れることを願うばかりです。


Matty
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by amekunkun | 2013-06-25 01:07 | あめくんの病気

大学病院への移送日まだ決まりません

皆さま、あめくんへの温かいご支援ありがとうございます!

「可能性に賭ける」ため、手術を決断したからには、あとは大学病院への移送日が決まるのをひたすら待っています。

今日、あめくんが入院している横浜のB動物病院に電話して、どのような状況か伺ったのですが、まだ大学側の調整が済んでいないそうです。もう少し、待たなければ。。

でも、待っている間にあめくんの病状が悪化してしまわないか心配でしたが、B病院の先生方、看護師さん、あめくんの健康管理を厳しくしてくださっているようで、やはり一般の家庭ではなく、手術までの間、B病院で預かっていただけてよかったと思いました。

食事管理のおかげで、血中のアンモニア値は少し下がったそうです。(前回は最大許容値の3倍ありました!)でも、血中の老廃物の値を示す数値は少し悪くなりました。

先生も「決して病気が改善していることはありませんが、元気すぎるほど元気ですよ」とおっしゃっていました。心臓に負担をかけないよう大学病院側から絶対安静を指示されているそうで、基本的にケージの中の生活です。先生も「大人になるための大事な時期なので、もっと遊んであげたり、散歩をさせたりしてあげたいけど、そうするとたぶん心失神を起こすので、させていません」と辛そうでした。

お見舞いに行きたいのですが、たぶん興奮してしまうので、今はじっとガマンします。

元気になったあめくんを大きな公園とか、海岸とか連れて行って、思いっきり遊ばせてあげたい! その日が来るのを念力をこめて祈ります!

大学への移送日が決まりましたら、またご報告しますね。
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by amekunkun | 2013-06-20 09:42 | あめくん近況

カウントダウン始まりました。

『チームあめくん』の皆様、いつも多大なるサポート本当にありがとうございます。


一緒に応援してくださる仲間がたくさん増えてきていることに、最初は小さな力でしたが、今は「一丸となって」という言葉がむしろふさわしく感じる今日この頃で、とても感慨深いものがあります。

私達が下した決断。。。
賛否両論ありますが、あめくんができるだけ苦しまないことを優先で考えさせて頂き結論に至りました。


そして、大学病院での受け入れ体制が整ったということで、あめくんの大学病院への搬送を来週に予定しております。


確かに、ずっと病院暮らしのあめくんを思うと本当に心が痛みます。

一時預かりの、あめくんが最も信頼しているドッグトレーナーのS様も、手術までのお預かりを申し出てくださいましたが、病院での待機があめくんにとって負担が少ないということで、病院での生活が続いております。


でも、あめくんは、みなさんから頂いた勇気が元気の源となり、来るべき手術の日へ向かい調整できていると思います。


どんなに距離が離れていようと、気持ちは一つです。


だから、あめくんと私達、そして『チームあめくん』はいつでもすぐそばの距離で結ばれていると思っております。


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ともはるさんに抱っこされているあめくんです。

あめくんは、たくさんお勉強したので、いろんな振る舞いがきちんとできるようになっています。
だから、初めて会ったともはるさんともすぐに仲良しになりました。
とっても社交的なんですよ~。


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どうですか!
このあめくん!

スフィンクスを思わせる堂々たる雄姿。。。


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サービスショットのスフィンクスあめくんです!

スフィンクスは「再生・復活の神」の象徴です。


あめくんは、手術後、「チーム」のみんなに、前以上に元気な姿を見せることができますからね。


そう信じます。



あめくんの心臓の方の診断もつきました。

こちらは現在、Mattyさんが病状説明を作成中ですので、もう少しお待ちください。



おまけ。。。

これ、オフレコでお願いします。
特にあめくんに内緒で~。
あめくん、病院で意外に元気な様子との情報を入手。
かわいい若い看護師さんが遊んでくれるとのことです。

むむ~。。。

ちょっとジェラシーを感じます。
お姉さん達、見捨てないでね~。(笑)


ホワちゃん
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by amekunkun | 2013-06-13 23:18 | あめくん近況

あめくんの病気について vol.2 「門脈体循環シャント」

先日Tokuさんより報告のあった、あめくんの抱える病気…。

そのうちの一つ、現在最もあめくんの体に悪影響を及ぼしていると思われる「門脈体循環シャント」について、お話をしようと思います。

(なお、私の専門分野はヒトなので、イヌでは異なる部分があるかもしれません。間違いがありましたらご指摘願います。)

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[肝臓の役割]

肝臓は、右の上腹部に位置するとても大きな臓器です。
大きいだけあって、その機能も多彩です。

おおまかに挙げると、

①食べ物から吸収した栄養分を代謝して、一部を蓄える。
②体にとって有害な物を代謝して、解毒する
③消化液の一種(胆汁)を作り、腸管に分泌する
④体に必要な様々な物質を合成し、いらなくなったものを分解する

といった感じです。

肝臓の機能を人工的に作ろうとすると、東京ドーム何個分の設備になるんだったか…数は忘れましたが、とにかくそのくらいの機械が必要になるほど、たくさんの機能を担っている、大切な臓器です。

しかし、肝臓自体は痛くも痒くもない臓器なので、その不調が目に見えにくいという困った一面を持っています。
肝臓由来で体に不調が出た時、すでに肝臓には相当なダメージがあることが多く、それ故に「沈黙の臓器」と呼ばれます。

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[肝臓と血管]
肝臓に出入りする主要な血管は、3本です。
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肝動脈:酸素が多く含まれる血液を肝臓に運ぶ。
門脈:消化管などの内臓から集まった血液を肝臓に運ぶ。

※なお、肝臓に入る血液のうち、門脈から入るものが70~80%を占めます。

肝静脈:肝臓で作られた物や、肝臓で解毒された物を、血液に乗せて運び出し、体循環(心臓に戻り、体全体をめぐる血液の流れ)に注ぐ。

肝動脈と門脈は、肝臓の中に入ると細かく枝分かれします。
枝分かれした先には毛細血管があり、そこで肝臓の細胞と、色々な物質のやり取りをします。
やり取りを終えた血液は、肝静脈に集められ、体に運ばれます。

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[門脈体循環シャントとは]

シャントとは、本来くっついていない物がくっついてしまっている事を表す言葉です。

つまり、門脈と体循環がくっついてしまっている病気です。

そのくっつき方には色々なパターンがあります。
(A) 胎児循環の一つである静脈管の開存
(B) 異常な血管(静脈管ではない)があり、それが肝静脈や体循環に注いでいる
(C) 門脈が狭窄や閉塞をしていて、体にもともとあるバイパス路が働いている
(D) 肝臓の中で枝分かれしていくはずの門脈(肝内門脈)が欠損している

(それぞれの解説をしていると、それだけで膨大な量になってしまうので割愛します。申し訳ありません。興味のある方はググってみてください。)

この病気があると、門脈血が肝臓に注がれません。
すると、様々な問題が起こります。

(1) 消化管から吸収した栄養を代謝できない
(2) そのままでは毒となる物質が代謝できない(毒が体にめぐる)。
(3) 消化管からは、栄養だけでなく細菌も門脈血に入り込む可能性があるが、それを肝臓で捕らえることができない(細菌が体にめぐる)。
(4) 肝臓の血流が少なくなるので、肝臓そのものが育っていかない

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[あめくんの病態]

あめくんは上記A~Dのうち、B「異常な血管があり、それが肝静脈(ひいては体循環)に注いでいる」状態にあります。

しかも、その異常な血管が、肝臓の中に存在しています
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門脈血のすべてが肝静脈に流れ出てしまっている訳ではないと思いますが、相当の量が流れ出てしまっているとの事です。

あめくんの体が小さいこと、痩せていることは、この病気が主な原因であると考えてよいでしょう。

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[治療方法]

肝臓の外に異常血管がある場合、開腹手術でその血管を縛ってしまえば治ります。

しかし、あめくんのように肝臓の中に異常な血管がある場合、その血管を外から縛ることができません。
異常な血管の中に詰め物(金属のコイル)をする治療が行われます。


あめくんの場合、詰めるべき異常血管が「太くて短い」のだそうです。


太ければ、コイルがうまく詰まらずに肝静脈(最終的には心臓)に飛んでいってしまう可能性が高くなります。
(それを予防するために、静脈側にフィルターを入れておくような予防策が必要になります。)

短ければ、異常血管の手前にある正常な血管まで潰してしまう可能性があります。

これが「手術が難しい」と判断された理由です。

なお、この手術はカテーテルを用いた治療になります。

首、鎖骨の下、足の付け根にある太い血管からボールペンの芯程度の太さの管を入れ、血管の中を通って肝臓に到達します。
(ちなみに人間では、心筋梗塞や脳動脈瘤でカテーテル治療がよく行われていますので、カテーテル治療についてご存知の方もいるかと思います。)

合併症としては、コイルの脱落、感染、出血(詰めている血管が破れる、血管刺入部の出血など)、門脈圧亢進症(門脈血が行き場を失い、血管の中の圧が高くなる)、麻酔やその他の薬物による副作用などが起こりえます。

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[治療をしない場合、今後予想される事]

栄養が体に取り込めないので、ますます痩せていきます

毒物や、分解されなかった物質が体に回ることで、様々な事が起こります
(代表例)
・肝性脳症:代謝されなかったアンモニアなどが原因で、脳に悪影響を及ぼし、けいれんを起こしたり、昏睡状態になります。ちょっと特殊な点滴をすれば大抵治まるのですが、治まらなければ死に至る可能性もあります。
・肝肺症候群、肺高血圧症:血管を収縮/拡張させる物質が分解されずに肺に行ってしまい、呼吸困難を起こします。これも、悪化すれば死に至ります。


この状態に進んでしまうと、あめくん自身、とても苦しくて辛い毎日を送らなくてはならなくなります。
もちろん、それを見守る里親さんも、とても辛い思いをするでしょう…。


その他、肝腫瘍ができたり、細菌が体をめぐってしまったり(敗血症)、他にも様々な事が起こり得ます。

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[あめくんチームの選択]

この数日間、本当にたくさん悩みました…。
また、皆様からのご意見を多数いただくことができて、本当に励みになりました。ありがとうございました。
そして、チームの皆で心を決めました。


あめくんに、手術を受けてもらうことにします。


手術をして、もしも術中死したら、この先ずっと後悔することでしょう。

しかし、手術という選択をしないで、そのまま病気が進行し、苦しみもがき続けるあめくんを見守る段階になった時、「どうして手術を選ばなかったのだろう」と間違いなく後悔することでしょう。

何より私達は、あめくんが元気になる可能性がゼロでないならば、それを諦めることが出来ません。


なお、手術を選んだ理由は、開腹ではなくカテーテル治療が適応だから、というのもあります。
体への侵襲は、開腹手術に比べたら格段に低いです。
手術時間(麻酔時間)も、短くて済みます。
もしコイルがうまく詰められなさそうな場合、コイルを切り離す前であれば、引き返してくるという選択もできます。
静脈に入れるフィルターも、テンポラリーフィルター(一時的に入れ、後に抜去するもの)を使用すると思うので、体内に残さずに済みます。

以上のことから、手術(危険な時には無理せずに引き返してくる)を選びました。

そして、TokuさんからB病院へ、私達の出した答えを伝えていただきました。
現在、もう一度大学病院へ行く日程を調整中です。
詳細が決まりましたら、追ってブログにてご報告致します。


なお、心臓の病気についてですが、最終的な診断名はまだ出ておりません。
診断がつきましたら、改めてご報告致します。


Matty
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by amekunkun | 2013-06-11 18:45 | あめくんの病気

幸せの在りか。。。

あめくんを応援してくださっている皆様、いつも本当にありがとうございます。


あめくんの今後について、皆様からたくさんのご意見を伺うことができて大変有難く思っております。

今日は、先日、あめくんの故郷である葛尾村へ給餌に行った際の報告を少しさせて頂きたいと思います。



葛尾村は全村避難地域であり、現在、除染作業が開始されてはおりますが、村の殆どが山林に覆われていて、現場へ何度も足を運んでいる身として、本当に完璧な除染は難しいのでは?と思わざるを得ないのが現実です。


あめくんのママは、以前の記事でもご報告したように、原発事故で元の飼い主さんが逃げる途中に現在の飼い主さんへ託していかれた純血のセッター犬です。

まさかその時は現在の飼い主さんも葛尾村が全村避難になるとは思っていなかったはずです。
元の飼い主さんはしばらくたっても、あめくんのママを迎えには来てくれませんでした。



今回の給餌では、どうしてもあめくんのママに会いたいと思い、あめくんの実家へ行ってきました。

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あめくんママです。
あめくんに似てますか?
あめくんママはちょっと西洋人っぽい感じですね。

あめくんママは、現在牛舎にいます。

普段お散歩ができないので、仕方がありません。。。

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きっと親子だから、あめくんのことが分かるのかな?なんて思ったりして。

この地域の数㌔先は、もうかなり線量の高い地域です。
動物は、人間よりも低い位置で呼吸をします。
従って、それにによる被曝も大きいことは否めません。

そう言った意味でも、まず、あめくん達兄弟を線量の高い地域から救い出せたことがとてもラッキーなことの一つであると私は考えています。


あめくんのママを見ていると。。。


いつも一緒にいてあげられないこと。
お散歩をしてあげることができないこと。
好きなだけ触れることができないこと。
甘えさせることができないこと。

やってあげられないことがあまりに多すぎます。


でも、仮設住宅では動物達と一緒に住むことはできません。


この村では動物達にとって飼い主さんと一緒にいる時間があまりにも少な過ぎて、本当に可哀相だなと思います。



あめくんを保護してから、私達は、あめくんが病院へ行く度に重大疾患が分かり、本当に無力感でいっぱいになっています。

この一ヶ月半以上、毎日毎日あめくんの為にどうすればよいのか、あめくんの為に何をしてあげられるのか、みんなでずっと考えてきています。



考えて考えて、みんなの意見は。。。


今後、あめくんについて医師であるMattyさんからみなさんへ病状説明を致します。
もう少しお待ちください。


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優しいともはるさんのお膝を借りて「お寝んね」しているあめくんです。
あめくんはまだまだちっちゃな子供です。
大人の私達が何としても助けてあげなければと思います。


かわいいな、あめくん。


ホワちゃん
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by amekunkun | 2013-06-10 20:38 | あめくん近況

あめくん大学病院へ

Tokuです。

昨日は長い、長~い一日でした。

あめくんを初めて大学病院に連れて行き、検査をしていただきました。

朝8時半ににゃんだーボラのともはるさんと青葉台駅で待ち合わせ、あめくんが入院しているB藤が丘動物病院に向かいました。

あめくん、可愛がってくださった院長先生、担当の先生、看護師さんとお別れだよ。今日からは大学病院で手術に備えた検査を受けるんだよ。


「また、病院なの?」

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ごめんね。元気になるためだから。大学病院できっと病気を治してもらえるから。もう少しの辛抱だよ。


「じゃあ、ガマンするよ。。」

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横浜から小1時間、藤沢市にある日大獣医学部の病院に到着しました!


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大きくて立派な病院です。全国から患者のワンニャンが集まってきています。

あめくん、ともはるさんの膝の上でおとなしく待っています。でも、ちょっぴり不安そう。。


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今日は循環器科のU先生がお忙しいということで、まず内科の先生があめくんの門脈シャントの状態を検査して下さることになりました。
あめくん、頑張るんだよ!


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待つこと約2時間。再び診察室に呼ばれ、検査結果を伺いました。

あめくんの門脈シャントは肝臓の外ではなく、肝臓の中、しかも中央付近にあるということ。しかも、シャントが短いため、それを塞ぐためのコイルをカテーテルで挿入しても、外れてしまい、静脈の中を移動して心臓に達してしまう危険があること。心臓に達してしまえば、もちろん死んでしまいます。それを防ぐために静脈の中にメッシュ状の器具を挿入することも可能であること。ただし、非常に難易度が高く、手術例もこれまであまりないというお話でした。

私が伺った内容とほぼ同じ記述を見つけました。

「門脈体循環シャントは先天的に異常なシャント血管があり、このバイパス血管を通じて門脈血が全身静脈系の血管に短絡してしまう疾患です。この疾患では消化管から吸収された栄養物が肝臓に達しない、門脈血の毒素が肝臓により濾過、代謝をうけない、門脈血の細菌が網内系の細胞によって処理されないなどの異常が起こります。肝臓に分布する血液が不足する結果、様々な代謝異常を引き起こします。また肝臓自体の発達も損なわれます。」


どうぞ、門脈シャントが手術適応でありますようにと願っていたのですが…。あめくんは心臓にも疾患があるため、門脈シャントが治せないと、内科的治療のみで寿命は半年から1年。心臓手術をしていただく意味がありません。

門脈シャントの手術はコイルやメッシュ状の素材を入れて理論上は可能であるけれど、やってみなければわからない、確率としては50:50であるため、手術するかどうかは、B病院の院長先生と循環器科のU先生との間で再び話し合っていただくということで、この日は大学病院に入院せずに、再びB病院に戻ることになりました。


いくつもの検査で疲れてしまったあめくん…

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運命はこんなにけなげなあめくんにどこまで冷たいんだろう? 最後の希望を絶たれた思いで、再び横浜のB病院にあめくんを預けることになりました。


B病院の院長先生はその間大学病院の先生方と相談をしてくださったそうで、その結果を伺いました。やはり、手術中の危険度は当初予想されていたより高く、術中に安楽死もあり得るとのこと。そこまでの危険を冒しても手術をするべきか、それとも残された余生を穏やかに過ごさせてあげるべきか。しかし、その間も容体が急変して突然死することもあり得るそうです。

あめくんにとって一番いい方法をみなで相談してみますと、少し考える時間をいただき、あめくんをB病院に託し、帰ってきました。

一日付き添ってくれたともはるさん、そして休日にも関わらず、大学病院に来て、検査に付き添ってくださったB病院のT先生、本当にありがとうございました。

その後、私は1時間以上遅れ仕事に向かったのです。。遅刻したのは、たぶん今の仕事を始めてから初めて。。まあ、あめくんのためなら仕方ない。

この日の結果をみなに報告し、あめくんの病状と寿命を理解してくださる里親さんを探す方向で意見はまとまっていたのですが。。

仕事を終えた頃、ふたたびB病院の院長先生からお電話をいただきました。手術を受けない場合のあめくんの今後の生活を心配されていました。そして、「低いかもしれないけど、可能性に賭けてみるというのもあると思う。たぶん、自分の子供だったら、その可能性に賭けるのじゃないか」とおっしゃいました。

確かに、自分の子供だったら… このまま少しずつ弱って行くのを見るのなら、突然死の恐怖に怯えながら見守るのなら、低い可能性でも希望に賭けてみたいと思うでしょう。

そうなんです。自分の子供なら…

まだ結論は出ていません。でも、手術するのならば、できるだけ早いほうがいいのです。ああ、私にはわかりません。。

もしオペ中にあめくんが死んでしまったら… なんで手術を選んだのか、すごく後悔すると思います。せめてあと数ヶ月でも楽しく生きて欲しかったと悔やまれるでしょう。

でも、奇跡かもしれませんが、もし手術が成功したら… もちろん長期的な観察と投薬は必要になるかもしれませんが、普通に近い生活が送れるようになるはず。

ああ、どっちがいいのか? 皆さんの意見を聞かせてください。
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by amekunkun | 2013-06-07 10:31

あめくん復習なう

みなさん、こんばんは。

あめです。

今日は、ドッグトレーナーのお姉さんから教えてもらったお勉強の復習シーンを、特別に皆様に披露したいと思います。

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待て!

ドッグトレーナーのお姉さん、どうやら僕の大ファンの方からのプレゼントのぬいぐぬみを持っているみたい......
大丈夫、お勉強したからこのまま「パクッ」と行ってしまうと、プレゼントはもらえない。



よし!



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わーい!パクッ!

待ってました~。「よし!」
僕の大好きなTokuお姉ちゃんの名前が「よし子さん」じゃなくて良かった~。
いつでも、なんでも大丈夫とか思っちゃうよ♪

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う~う~う~。楽しいな~。

よし!と言われたら、もうこっちのもんだね!
少し暴れてみたくなったよ~。

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ふぅーっ。やっぱり調子に乗りすぎて疲れちゃった。。。

嬉しいと我慢できないな。
今日の僕は75点くらいかも。

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そこそこ。お姉さーん、すっごく気持ちいいよ~。

ドッグトレーナーのお姉さんは、75点かと思っていたら、92点をプレゼントしてくれました!
92点のマッサージはいろんなオプションがついていまーす。
それは。。。


内緒でーす。

でも僕のドキドキもすぐに良くなり元気になる魔法のマッサージなんですよ!




あめくんを応援して下さっている皆様、いつも温かなお気持ち本当にありがとうございます。
あめくんは、いよいよ今週6日に大学病院へ移ることになりました。
そちらは日本で最高の医療を誇っている病院の一つです。
全て、皆様のお気持ちが一つになってこそ可能にしていくことができます。
私達だけではあめくんを救えません。
皆様が私達を支えてくださっていることに心から感謝いたします。
ありがとうございます。

これからも、あめくんを見守っていてくださいね!


おまけフォト

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ね?僕って出べそだと思う?



ホワちゃん
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by amekunkun | 2013-06-04 21:03 | あめくん近況

たくさんの愛情に感謝です

あめくんのブログをご覧の皆様、あめくんの事を応援してくださりありがとうございます。そしてたくさんのご支援ありがとうございます。
発起人一同感謝申し上げます。


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そうだよ。嬉しいね、ありがたいね。

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みんな応援してるからね。

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ゆり
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by amekunkun | 2013-06-02 21:09 | あめくん近況

あめくんのいろいろ

みなさん、おはようございます。

あめです。

いつも僕を応援してくれて本当にありがとうございます。

今日は僕が福島から東京へ来てから、まだみなさんが見ていないお写真を大公開したいと思いまーす。


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まーだだよ!絶対見つからないからね~。

Tokuお姉ちゃんのお家のお父さん代わりの保父猫ハッピちゃんとかくれんぼ。
おしりが丸見えとか言わないでね。



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Tokuお姉ちゃん、もっと、もっと遊んでよー。

僕の嬉しさは、性能がいいというiphoneのカメラでも、このブルンブルンに振った尻尾を激写できなかった。
これはちょっと嬉しいかも。。。えへへ。


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・・・・・・・・スー。スー。

僕、ドッグトレーナーのお姉さんのお家に着いてもまだ夢の中です。


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ごぉぉぉぉぉ

ドッグトレーナーのお姉さんのお家に着いたばかりの日。
少しのお昼寝が、こんなことになってしまっていました。(笑)
僕の体は時計回りに一周をしてきたようです。


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はい、お手したよ!
これでいいの?

僕の初めての「お手」。
なんだかよく分からないけれど、こんな感じかな?と一瞬芸です。


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ハハハ♪

僕の笑顔なかなかでしょ!



僕は生まれつき心臓の病気を抱えています。
でも、毎日の一瞬一瞬がとても楽しいです。
みなさんは僕のいろんなお写真を見ると僕がいつも最高の笑顔をしているのが分かりますか?
それは、みなさんが僕を応援してくれているのが分かるからです。
みなさんが僕の命をとても大切に考えてくださっているのが分かるからです。
それが僕に伝わってくるから、僕は怖くありません。
みなさんがいるから大丈夫だと思っています。

今は、一人で病院にいます。
来週は、もっと大きな病院に行きます。
でも、僕は検査も全部がんばろうと思います。

僕は、Tokuお姉ちゃんも、ドッグトレーナーのお姉さんも大好きだけど、手術が終わったら、僕がずーっと一緒に暮らせる家族に早く出逢いたいです。
どんな優しいパパやママ、お兄ちゃん、お姉ちゃんが僕を迎えに来てくれるか、僕はその日のことを楽しみにしたいと思います。


ホワちゃん
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by amekunkun | 2013-06-01 06:44 | あめくん近況